日本の音楽ユニット【水曜日のカンパネラ】の国内ホールを周るプレミアムライブ2025ツアーの音響システムを担当いたしました。
メインスピーカーには、新しく導入しましたVTX-A8 Systemを採用し、コンソールにはPRO2を使用。
正に「サウンドに一切の妥協無し」の布陣で、国内数々の大ホールにて、心地の良いサウンドを提供しました。
今回、システムエンジニアとして参加した林優志氏は言います。
「VTX-A8の、3-Way構成だからこその余裕さが感じられました。2F席奥まで非常に高い明瞭度を保つことができ、
スピーカー正面は勿論ですが正面外でも均一性が高い。この均一性が一番重要視している所で、スピーカーとの遠近差だけでなく、
正面から外れてもどれだけ音質が保たれているかがポイント。実は会場にいる殆どのお客様がスピーカー正面外です。
その正面からズレていても会場内の均一性が非常に高い。
それを改めて実感し、意識してお客様へのサービスエリアを構築出来たと思います。」
また、各会場でVTX-A8の適切な角度を出す為に使用しました
新しい音響3Dシュミレーションソフト【 Venue Synthesis 】 については、
「直感的な動作で操作感も良く、必要な情報が素早く得ることが出来ます。
特にCircuit毎にEQ処理する非常に細かなシュミレーションまで追従してくれる為、
現場での調整は勿論行いますが、事前に頭の中で当たりをつけつつ調整作業することが出来ます。
これは時間制約などある現場には特に利点が大きいです。
こういったシュミレーション作業は、光が当たりずらい技術ですが、弊社が誇れる大切な技術の一つです」